048 農地賃貸借の解約に伴い離作料の支払いを受けた事例
依頼内容
先代のときに農地賃貸借を合意解約し農地台帳から削除されたものの、その後、貸主の条件不履行により賃借権が復活しました。しかし、農地台帳に賃借権は記載されないまま長期間経過していました。双方が代替わりし、賃借権の存否につき争いが生じたため、当事務所に依頼がありました。
解決内容
当方が農地賃借権を有していることの確認を求める訴訟を提起したところ、土地所有者が当方に離作料を支払って、賃貸借を合意解約するとの和解が成立しました。
コメント
賃貸人が農地の賃貸借を解除・解約するためには知事もしくは農業委員会の許可が必要であり、相応の手続きをとる必要があります。農地賃貸借の紛争を解決するためには、この手続を理解する必要があります。